干物はバーベキュー食材として相性抜群!

海沿いの町に遊びに行くと、地元のスーパー、魚屋、干物専門店を回るのが楽しい。好きな干物ベスト3はイカのくちだけ集めて串に通したイカめぼう、くさや、ウルメイワシ丸干しだ。

干物さより、いわし七輪バーベキュー

イカめぼうは伊豆東岸に多い。とんびと呼ばれるイカの口の歯を取り除いた真ん丸の部分。これを一串に5~6個刺してある。七輪でこんがり焼くと塩で引き締まった甘み、跳ね返るような弾力がたまらない。

魚のワタの塩漬けに通した伊豆諸島の名産、くさやはくさい。強烈な匂いは焼くと一層匂いが増す。増した匂いとともに焼いた身を手で割ると、内側からしっとりした身が現れる。ムロアジは脂が少なく特にうまい。

ウルメイワシも丸干しのものはワタのほろ苦さが身を甘く引き立ててくれる。小ぶりのしっかり乾燥したものをさっと炙りかじりつく。ビールとの相性がいい。

 

本当はベスト3だけではとてもとても足りず、ベスト20くらいは紹介したいがまたいずれ。家で焼くと匂いが部屋にこもる干物も、海岸で七輪を使えばすがすがしく風に流れていく。家のガスで焼くよりも程よく水分が抜けて一層おいしさが凝縮される。

七輪バーベキューにすすめたいのはシシャモの干物だ。ひと口、ふた口で食べられるし手でひょいとつまめる。すぐに焼けて手間が無い。おっと、一手間だけ!焼く前に準備するとシシャモがきれいに焼ける。

シシャモをバーベキューコンロで焼くと焼き網にくっついてしまい、せっかくの魚卵が産卵、いや散乱してしまうのは誰もが経験しているだろう。

シシャモの皮がきれいに残る七輪バーベキューレシピはこちら