テントに薪ストーブ(時計型ストーブ)を設置する方法。

昨年の12月上旬の三浦半島某海岸。広い砂浜を持つ海岸でヒラメ狙いのルアーを投げてから、七輪でつまみを焼いて飲んだ。そこそこ気温の高い日だったが時折吹き付ける風は冷たい。

寒いとあまりうまくないビールを早々に切り上げて焼酎のお湯割りを飲む。お湯が冷めないように保温カップに熱めの湯と焼酎をたっぷり注いでごくごくと。体を温めるメニューはきりたんぽ鍋。寒い冬の海岸で暖まる酒と鍋を頂く時間が楽しい。

もっと寒い時期にもっと暖まる仕掛けを用意して、冷たいビールを飲むもの楽しそうだ!ということになり、大型テントに薪ストーブを設置する計画が決まった。

自作!テント設置用薪ストーブ煙突断熱材

早速キャンプ仲間のヤマシューが薪ストーブの断熱材の自作を開始。

時計型薪ストーブの本体をテント内に引き込み、長めにつないだ煙突をテントの外へ設置する。

  • テント生地が時計型薪ストーブに触れて溶けたり、燃えたりしないような構造
  • 延長した薪ストーブの煙突の安定感
  • 持ち運びしやすいように組立と分解が簡単

これらを考慮してテント用断熱材の基本の形ができあがる。

薪ストーブ煙突の断熱材、コンセプト

薪ストーブ煙突の断熱材の基本型

  • ベニヤで△屋根の形に組み上げる。
  • 時計型薪ストーブ煙突を通す箇所にはステンレスの通気板をはめる。
  • 三角屋根状の断熱材を被せるようにテントを設置。

安定感のある薪ストーブ用の煙突断熱材ができあがる

 

薪ストーブ断熱材の三角屋根を正面から見る

 

キャンプ用に薪ストーブ用断熱材の組立と解体を容易にする仕掛け

基本の形が出来上がったところで、設置のための組立作業と撤収のための解体作業が簡単にできる構造にする。

  • 海岸の砂地で安定するためのブリッジは板の設置幅も安定させる
  • 紐ゴム仕掛けで設置と解体が簡単

ブリッジを横渡しにして、その上に断熱板を立てる

断熱板にアンティーク感をだすために塗装。紐ゴムで板とブリッジを相互に固定。

断熱板の上部にも紐ゴムを交差させて安定感を増す

 

薪ストーブ用 煙突断熱材の完成!いざ薪ストーブ in the テント実践。

薪ストーブのありがたみをできる限り感じたいので、最も寒いだろう2月に計画。雨予報もいつの間にか好転して天気の良い一日に浜辺に集まる。

  • まずはベースになるテントタープを設置する。
  • ベースとなる時計型薪ストーブの位置を決めて煙突を断熱材に通して、テントの外へ引き出す。
  • 煙突の垂直部分を安定させるために、脚立に針金で固定する。
  • テントの生地を風であおられないようにペグで固定。

 

完成した薪ストーブ in the テント!

メインのストーブの位置が決まったらテーブルとイスを広げて冷たいビールを出す。薪をどんどんとストーブに焚きこむ。ストーブ真横のポジションはあっという間に真夏に近い温度だ。アウターとワイシャツを脱いでTシャツオンリー!

冷えたビールを真冬の海岸で最もおいしく頂く方法、是非お試しあれ!

 

この記事の最後に、テントの中で調理しても煙がほとんど出ない冬の田楽七輪メニューをいくつか紹介しよう。

木綿豆腐の七輪串焼き田楽レシピ

こんにゃく串焼き味噌田楽レシピ

丸焼きレンコンの田楽レシピ