家でハマグリを調理するときは酒蒸しにする。さほど火加減を気にしなくても汁たっぷりに出来上がる。

ハマグリはバーベキュー食材としても喜ばれるのでアウトドアでも焼いて頂く。特に和風な雰囲気たっぷりの七輪にはハマグリが絵になる。映える。

 

ところがこのハマグリ、炭火にのせると焼き網側が熱くなるので当然上側の貝殻に逃げる。そのまま放っておくと貝殻が開いた瞬間に貝汁がこぼれてしまい、「ああっ!!」という悲痛な声が漏れる。

そこでそろそろ貝殻上側に逃げたかなというタイミングで一度ハマグリをひっくり返すのだが、半分以上はやっぱり開いた瞬間に貝殻上側に身がついている。貝殻の下側についていても重たい貝殻が開くと身の入った貝側も斜めにころりと転がり、やはり貝汁をロスト。

そこでこの長方形ダッチオーブンの出番なのだ。重量感のある鋳物の鍋でハマグリを閉じ込めて、まとめて一瞬で蒸しあげる。その仕上がりたるや、ハマグリ鉄鍋と名付けたいくらいに上手に焼きあがる。

飛び出るハマグリのミニダッチオーブン七輪炭火焼きレシピはこちら